設計工房 蒼生舎(そうせいしゃ)【名古屋市】

蒼生舎(そうせいしゃ)は、
愛知県名古屋市にある建築設計事務所です。

事務所からのご案内

蒼生舎(そうせいしゃ)は、愛知県名古屋市にある建築設計事務所です。
主に愛知県・岐阜県・三重県などで、建築全般の設計監理をしています。中でも、オーダーメイド型注文住宅のご依頼が多くを占めますので、私たちが提案する「住まい」の特徴をお話させていただきます。

想い・コンセプト

私たちが提案する住まい

  • 自然を感じられる
    自然や季節の移り変わりを感じられる、広がりのある空間をつくりたいと思っています。屋外とのつながりを心地良いと感じ、庭に面した大きな引戸窓や、空が見える吹抜の高窓のある家などを多く設計しています。密集地でも中庭を囲うコートハウスとすることで、少しでも自然の採光や通風を得たいと思っています。もちろん空調や床暖房も利用しますが、自然の爽やかな風や冬の日差しのぽかぽかした暖かさは何とも心地良いものだと思います。

  • 自然素材と手仕事
    無垢の木や石、漆喰や土壁、コンクリート打ち放し 等、本物の素材をできるだけ素のままに使うのが好きです。木も着色しない方が本来の木肌と自然な色の経年変化を見ることができます。自然素材に安らぎを感じるのは本能的なものではないでしょうか。特に内装材にはできるだけ自然の素材を使いたいと思っています。変化に富み時間の経過と共に徐々に変わっていく、予測しきれない偶然性も楽しくとても魅力的です。予算の許す範囲でできるだけ取り入れたいと思っています。自然素材の良さだけではなく短所やメンテナンスのことなどもお話しし、その上でおすすめしています。

  • 必然のデザイン +α
    建築デザインには構造や素材のあり方からくる何らかの必然性を伴っていたいと考えています。それぞれの特性を活かしたいという思いがあり、嘘っぽいものや奇をてらったものが単に嫌なだけかもしれません。自然であることは美しいです。でもそれだけではちょっと物足りないこともあります。そんな時は少しだけ恣意的なデザインを入れています。入れ過ぎると美しさが損なわれるので、加減が大切です。

  • バランスとアンバランス
    設計は、構造、耐久性、美しさ、温熱環境や風通し、使い勝手、メンテナンスのし易さ、建築法規、防犯性、施工性、コスト等、多くのことを同時に考えながら進めていきます。建築主の方のご要望と指向をくみとりながら、時には相反するこれらに優先順位をつけてバランス良く調整していきます。
    一方で、デザイン・素材・生活スタイル等へのこだわりや、理屈じゃない「好き」や「嫌い」は大事にしたいと思っています。これはアンバランスを生みますが、この偏りこそが大切な魅力の部分だと思っています。

  • 対応力
    蒼生舎は小さな設計事務所の割には、これまで設計してきた住宅の工法や規模・仕様・工事費などの幅が広いと思います。木造だけでなく、鉄筋コンクリート造(RC造)や混構造の住宅を多く設計していますし、少数ですが鉄骨造(S造)もあります。
    意図してきたことではないのですが、多様な建築主の多様なご要望と個々の敷地条件に応じた最適なものを模索してきた結果だと思います。その分勉強しなければならないことも増え大変に思うこともありますが、専門家としての精進には役立ち、幅の広い知識や経験は、アイデアの引き出しを増やしてくれています。

  • 全体を考えたデザイン
    庭やアプローチ・塀などの外構工事も一緒に設計しています。建物と外構デザインは一体のものです。窓から見える庭の景色はインテリアの一部となり、開口部の設計にも影響を与えます。控えめなデザインの建物と豊かな外構の組み合わせは、住宅街の景色として好ましいですし、品が良いのではないでしょうか。本体と外構を同じ会社で一連に施工できることのコストメリットも期待できます。
    また、必要に応じてダイニングテーブルなどの置き家具も提案させていただいています。無垢材のテーブルが置かれると、それだけでも食卓が豊かになります。

  • 100%を目指さない
    1983年に蒼生舎を始めてから30年以上、20代から70代まで幅広い年齢層の方々の住宅を設計してきました。人生の様々な段階での家づくりに立ち会えたことで多くのことを学ばせていただきました。また新築時には若かった建築主の家族構成や生活スタイルが年々変化していく様を見るにつけ、住宅の設計に長期的視点が必要なことを実感しています。新築完成時はゴールではなく、後の生活の変化についていかなくてはなりません。
    そのためには根幹をなす部分をしっかりつくり、枝葉の部分はフレキシブルに付け足す余地を残しておく、そしてこの根幹部分の設計がとても大切だと思います。耐震性や耐候性など基本性能の確保は当然のこととして、デザイン的にも劣化しないものをつくりたいと思います。空間構成、壁と開口部のバランス、素材の組み合わせ方、時間を経ても良いと思える普遍的なデザインを目指しています。
    また住宅の設計は、つくり込み過ぎず少し自由度を残した控えめなデザインが良いと思っています。住む人が工夫しながら自由に使えることは、住まいへの愛着を生み、日々の暮らしの楽しみにつながっていくのではないでしょうか。

  • 設計事務所の役割
    デザイン的なこだわりから設計事務所にご依頼下さる方が多いと思いますが、それ以外にも良い点はあります。ハウスメーカーなど設計施工一体の場合「設計依頼=施工者も決定」となるのに対し、設計施工分離だと住宅の構造規模や仕様が決まってから施工者を選択することができます。
    家を建てるという初めての経験で、自分の家づくりに適した施工会社を最初にきちんと見分けて選択するのはとても難しいことです。その難しいことを専門家(設計事務所)と相談しながら決めることができます。例えるなら、初めての山登りにガイドを付けるようなものかもしれません。

  • 地域の工務店で建てる
    施工会社は、その住宅の工法や規模に適した「おすすめ工務店」を御紹介しております。過去に一緒に仕事をして安心できる工務店や、知り合いの設計事務所から良い評判を聞く工務店などから、1~3社を選んで見積りを依頼し、建築主と相談しながら施工会社を決めています。設計スタッフのいない小さな工務店(RC造の場合は少しだけ大きな工務店になります。)に依頼することが多いです。蒼生舎が設計を担うことで、設計料は必要になりますが、工務店には設計経費のかからない正味の施工金額を提示してもらうことができます。
    自然素材、手仕事、オーダー製作などを取り入れると、既製部品でつくる住宅より手間がかかるため、工期が長くなり工事費も高くなりがちです。工期の長さに伴うコストアップは会社の規模に比例するので、蒼生舎で設計している住宅には小規模な工務店が向いています。
    単に安ければ良いという訳でもなく、設計事務所との仕事が多い工務店の中から選んでいます。多くの設計事務所から繰り返し仕事を依頼されるということは、アフターケアを含め、きちんと仕事をしていることを意味します。設計事務所の難しい要求に対応するうちに鍛えられ頼もしい存在になっていると思います。また今は全ての建設業者(工務店)に10年間の住宅瑕疵担保責任が法律で義務付けられており、その責任を履行するための保険にも加入しています。
    工務店を選択するにあたっては、信頼関係を築けるかどうかを重視しています。工事に関わる皆が、「良いものをつくる」という共通の目的を持って協同する必要があるからです。一方でなれあいにならない緊張感も必要だと思っており、適度な距離感を保つように努めています。

  • 通底するもの
    蒼生舎で設計した住宅は、工法・規模・仕様・工事費などは多様ですが、その根底に流れるものには共通点があると思います。建築主のご意向をお伺いしながら設計しておりますが、それでも完成した建物には設計者の考えや好みも多分に反映されていきます。
    格好良いと思うかたち、バランスが良いと感じるプロポーション、心地良さを感じる空間構成・スケール感・開口部のバランス、素材に対する感覚、など言葉ではうまく表せない部分です。「同じものを見て、同じように良いと思える」そういう感覚を共有できる設計者を選ぶことが、納得できる家づくりへの近道だと思います。

事務所情報・ホームページ
  • 代表者名 尾崎公俊
  • 住 所  
    愛知県名古屋市千種区高見1-26-4 タカミ光ビル205号
  • リンク  蒼生舎ホームページ

地図情報

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